都施設で過激マンガ販売 即売会の規制強化へ(産経)
都産業労働局では「成人向けの作品の販売自体を禁止するわけではないが、主催者側に法令順守の徹底を求めていく」としている。
法令順守でお願いしますよ、ということのようで。
それよりも公僕の人間が自費出版物に対して検閲をして発禁処分するとか。その方がマズくないかい?
まずはあたりさわりのないところから攻めてますが、将来的には広範囲な出版物の検閲による
言論統制を含めた処置も考えているのでは、ともとれるのだけど。どうなんだろ。
この点は大事だけど、いったんおいておくとして・・・
少なくとも、コミケが幕張から晴海へ追い出された16年前の事件が再来しているともいえる。
発火元はかの有名な「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(宮崎事件)」が発端ではありますが
1991年の「有名書店摘発事件」の影響がもろかぶりして流通も含めて市場壊滅しましたので。
これらの事件に関しては下記の HP が参考になるだろう。
『Get Wild '91』1991年 - 書店摘発〜表面張力〜幕張追放 (よつばの さん)
http://planchette3.net/archives/2007/05/get_wild_911991.html
あ、ちなみに野村総合研究所の出した2004年に発表した同人即売会系の市場規模は1000億円らしいですよ。
プロ顔負け作品も最近はまた多いので、ユーザは増えてるのだろうけど。
「もはやニッチではない」オタク市場はデジカメ超える2900億円(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0408/24/news054.html
東京都立産業貿易センターのみならず、他の施設が使えなくなる可能性も大いにありますので
即売会に参加する全ての方へ自制心をもって取り組んで欲しいと思います。
サークル参加者の方は、いつもより消しを多くするなどの対応で。
中小イベント主催者側からも、コミケ指導以上に厳しく修正指示されるかもしれませんが
今の状況を考慮いただき、したがっていただきたいと思います。