NETWORLD + INTEROP TOKYO 2005 スペシャルセッション JANOG セッション: サイバースペースの生死を握る iDC ファシリティ - No iDC Facility, No Net. -
機器メーカー・iDC・xSP のそれぞれの立場からの言い分とこれからどうするべきか、ということに
ついて質疑応答でも会場とも激しく議論が交わされました。熱かったなぁ。
重点は「電力」「廃熱」が問題の中心となりました。
私も知らなかったですが、ルータが一番電力を食ってるんですね。
3000万世帯総光化になったら、単純計算で 150MKW の電力が必要であり、これは
原子力発電所1個分を超える。これはちょっと凄いな。
PCも高スペック化するにつれて電力が馬鹿食いするし、省電力の努力も限界がある。
xSP 側としても、要求された構成で幾らという構成で出す、あるいは不必要に高スペックを
いっぱい見積として出してしまう。iDCも、電力従量制としては法律による規制があるので
なかなか厳しく、格安な値段を提示してくるところもあるので難しいとかとか。
会場からも色々と要望や提案が提案されましたが
・とりあえず、みんな熱力学第一法則を知ろうよ。中学生で習ったでしょ
・ラックの排気の向きは業界標準を作ろうよ。バラバラは困る
・カタログに載せている電気使用量は W じゃなく A で書こうよ
・ルータやネットワーク機器についても、法規制などで消費電力についても制限する
ラックの排気については、是非お願いします。バラバラはマヂ困る・・・
そして私も熱力学第一法則を理解していませんでした。
改めて調べてみたら「エネルギー保存の法則」だったんですね。
一番、気を使うのは「結露」だと思うんですが結露する例として
26.3度の温度で湿度が88%だった場合、24度で結露してしまう。
結露しないために、意図して設定温度を上げているのに周りからは温度が上がっていると
突っ込まれて、なかなか理解してくれないのが困る(笑 というお話も。
今回のお話も勉強になりました。行ってよかったです。