ネットタダ乗り 「無銭LAN」 さらにハイパワーモデルも登場(アキバBlogさん)
最近、よく見るようになった「ハイパワー型無線LAN子機」
クラックソフトウエアの話が先行している感がありますけど、WEP暗号を打ち破る形式の
インターネットでも転がっているソフトなのであまりねぇ。
もちろん、セキュリティが明示的に掛かっているところへクラック侵入したら
「不正アクセス禁止法」に違反ということで、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられる。
不正アクセス行為の禁止等に関する法律(総務省法令データ提供システム)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H11/H11HO128.html
それよりもハイパワーな不法電波をぶっ放す方がねぇ・・・
ちょこっと調べてみました。
日本での電波利用は厳格に規定されていて、消防・警察・鉄道なども業務用無線を
使用していることもあって、罰則がそれなりに重いんですよね。
周波数割り当て図も凄いことになってますな・・・
取り締まりの根拠となる法律は「電波法」という法律になります。
無線LANは「特定小電力無線局」という分類になります。
電波法(総務省法令データ提供システム)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO131.html
我が国の電波の使用状況(総務省)
http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/search/myuse/index.htm
免許を要しない無線局(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%8D%E8%A8%B1%E3%82%92%E8%A6%81%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E7%84%A1%E7%B7%9A%E5%B1%80
(無線局の開設)
第四条 無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。ただし、次の各号に掲げる無線局については、この限りでない。
三 空中線電力が〇・〇一ワット以下である無線局のうち総務省令で定めるものであつて、次条の規定により指定された呼出符号又は呼出名称を自動的に送信し、又は受信する機能その他総務省令で定める機能を有することにより他の無線局にその運用を阻害するような混信その他の妨害を与えないように運用することができるもので、かつ、適合表示無線設備のみを使用するもの
法律では「空中線電力は 10mW まで出力」と定義されています。
そして「適合表示無線設備」を使用することとなっています。
無線は全て国が認定する「技術基準適合証明(技適マーク)」を取得する事になっています。
無線LANは「証明規則第2条第19号の3」に該当したりするので
試しに検索してみるといいでしょう。
特定無線設備、特別特定無線設備一覧
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/equ/tech/type/index.htm
技術基準適合証明等を受けた機器の検索
http://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01
無線LANの空中線電力は 10mW までしか出せないんですが、法律を拡大解釈して
「1MHz あたり 10mW」という解釈が現在なされています。
「20MHz幅 で 200mW」までの出力が可能です。40MHz幅なら倍なはずなんですが、
「40MHz幅 でも 200mW」と残念な結果になっています(1MHz あたり 5mWに規制)
下記の記事を見ると面白いだろう。
RFワールド No.3 (CQ出版社)
http://www.rf-world.jp/bn/RFW03/samples/p018-019.pdf
5GHz帯小電力データ通信システム(Ⅰ)(5.2GHz帯,5.3GHz帯)(財団法人テレコムエンジニアリングセンター)
http://www.telec.or.jp/tech/05_equipment/t403_01.html
無線って難しいねっ(笑
ちなみにハイパワーな違法無線電波は簡単に見つけられてしまうので
違法してでも常用利用する、と考えてる人は自己責任で。
ちなみにこんな遊びもあるので、気になる人は是非(ぁ
フォックスハンティング(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
各総合通信局による不法無線局の取締り状況(社団法人日本アマチュア無線連合)
http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/denshou/torishimari.htm